【買い付けレポ_2026年9月下旬入荷予定_2】イェンス・クイストゴーがデザインした名作、「Azur(アズール)」

【買い付けレポ_2026年9月下旬入荷予定_2】イェンス・クイストゴーがデザインした名作、「Azur(アズール)」

こんにちは。

現在、当店はデンマーク現地での買い付けを進めております。

今回のルートの中で、イェンス・クイストゴー(Jens H. Quistgaard)がデザインした名作シリーズである「Azur(アズール)」のまとまったプライベートコレクションを引き継ぐ機会に恵まれました。

国内への入荷に先立ち、現地の様子を交えながらコンディションや背景のストーリーについてご紹介いたします。

クイストゴー アズール コレクション全景

「青いプラムの花」が咲く、静謐な世界

アズール(Azur)とは、フランス語で「美しい青空」や「群青」を意味する言葉です。その名の通り、深く、グレーやグリーンが混ざり合ったような絶妙なニュアンスブルーの釉薬が施されています。

表面を立体的に彩るのは、梅(プラム)の花をモチーフとした意匠です。甘すぎないマットな質感と、1点ずつ異なる釉薬の濃淡が生み出す陰影は、1960年代のデンマークデザインが持つ洗練された力強さと温かみを備えています。

今回仕入れることができたのは、大型のティーポットをはじめ、カップ&ソーサー、ケーキプレート、数々の器、 tender 市場で見かける機会の少ない大皿(トレイ)やフラワーベース、クリーマーまでが含まれるフルセットとなります。

スラーエルセの家庭で育まれた、ある家族の記憶

今回のコレクションは、デンマークののどかな町・スラーエルセ(Slagelse)に暮らすMette(メッテ)さんという個人の方より、直接お譲りいただいたものです。

詳しくお話を伺うと、これらはMetteさんのおばあさまが当時から集め、長年家族の食卓で大切に使いながら引き継いできたものだそうです。

スラーエルセのMetteさんから譲り受けたアズール

「日本の北欧ヴィンテージを愛する人たちに、また大切に使ってもらえるなら嬉しい」と、Metteさんは話してくれました。

単なる市場の流通品を買い付けるのとは異なり、デンマークの家庭の歴史がそのまま詰まった、確かな来歴を持つ特別なピースです。世代を超えて愛されてきた温かみのある佇まいを、そのまま日本の皆様の元へお届けいたします。

希少な「Kronjyden(クロニーデン)」初期の証

クイストゴーの製品は、時代の変遷とともに「Kronjyden ➔ Nissen ➔ Bing & Grondahl」と3つの工房へ製造が引き継がれていきました。その中でも、今回入荷したピースの多くは、最も初期にあたる「Kronjyden(クロニーデン)」工房によって作られた希少性の高いものです。

製品の裏面には、クロニーデン最初期にしか使われていなかった特徴的なマークが刻印されています(左右の矢印で詳細画像と刻印を確認できます)。

後年のものになるとシール対応や工房名のみの刻印に変わっていくため、この手仕事の跡が残るスタンプ付きのピースは、現地デンマークでも市場価値が高まっています。60年以上の時を経てもなお、非常に艶やかで美しいコンディションを保っています。

✦ ひとつひとつ、丁寧な国内発送への備え

Metteさんからお預かりした大切なアズールたちを日本へ無事に送り届けるため、現地でのパッキング(梱包)作業がすべて完了いたしました。

丁寧にパッキングされたアズールのフルセット

繊細なヴィンテージ食器、特にこのアズール特有の美しい質感を傷つけないよう、1点ずつ状態を確認しながら丁寧に、頑丈に巻き上げていきました。梱包を終え、日本への発送を待つ状態となっております。

スラーエルセの食卓で大切にされてきた温もりを、そのまま日本の皆様、そしてパートナーの事業者様の元へお届けいたします。ショップでの先行公開をぜひ楽しみにお待ちください。

FOR BUYERS & RETAILERS

小売店・業者様へ(卸売・仕入れのご案内)

今回買い付けましたKronjyden製「アズール」のコレクションは、日本へのコンテナ発送に先立ち、一部ロットでの卸売・業販(B2B)のご相談も優先的に承っております。これだけのラインナップが揃う機会は国内市場でも稀であり、お店の主役となるマスターピースです。販売単位や価格などはお気軽にお問い合わせください。

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